京都の野外彫刻              ~フィールドワークⅡ~

フィールドワーク③ 「空にかける階段’88-Ⅱ」 富樫 実 作 富樫実の「空にかける階段」シリーズ作品の中で代表的な作品です。 この作品は1988年に京都市美術館に初めて設置された野外彫刻です。また,完成時は日本最大の高さの彫刻であであった。 しかし,現在…

京都の野外彫刻              ~フィールドワークⅡ~

フィールドワーク② 「空にかける階段 ’02-L」 富樫 実 作 地下鉄東西線御池市役所改札東北口から地上に上がる階段の途中に設置されている。京都テルオオクラとつながる地下一階の通路にあるこの作品は,「空にかける階段」シリーズは,波形の柱で構成され,…

京都の野外彫刻~フィールドワーク⑥~

「こんちき」 以前は四条河原町東南角に設置されていたが,現在は地下鉄京都市役所前の構内改札付近にある。 「自立と自戒の精神」をテーマにした作品とのこと。(作品近くの解説より) 祇園祭りのコンチキチンという音から題名がつけられたようだ。鬼瓦のよう…

京都の野外彫刻~フィールドワーク⑤~

「はんなり地蔵」 京都市内には,かつては各町内に地蔵さんが祭られていた。また,夏には子どもたちのために「地蔵盆」が町内の行事として執り行われた。 この作品は大丸百貨店の敷地内に設置されているが,作品の台に「西魚屋町」という文字があった。やは…

京都の野外彫刻~フィールドワーク④~

「OKIBARIYASU」 「おきばりやす」とは,京ことばで「がんばって下さい」という意味。今の若者たちは使わなくなった京ことばだが,祇園界隈ではまだ使われていることばだろうか。舞扇子を持つ舞子の練習姿であろうか。この作品にふさわしい題名だ。朱の顔に…

京都の野外彫刻~フィールドワーク③~

「朱装」 京都文化博物館の建物に付属されたように設置されている。通りに面して,建物の奥の大きなショーケースから現れたようだ。今回は外から作品を見たが,建物の中から横長の大きな窓を通しても作品をみることができるようで,外の風景と作品がどう見え…

京都の野外彫刻~フィールドワーク②~

フィールドワーク②「清水九兵衛~環境に溶け込む作品~」鑑賞 「CONNECTION」 京都センタービルの南東角に設置されている。コンビニの前の通路に面していて,多くの通行人が通る所である。野外に設置されているためか,朱色が少しくすんだ印象を持った。しか…

京都の野外彫刻              ~フィールドワークⅡ~

今回のフィールドワークⅡでは,富樫実氏の作品を訪ねた。富樫実氏の野外彫刻は京都市内に何点かあるが,その中でも代表作といってもよい3作品を巡ってみた。富樫実氏もまた京都と深い関係がある作家である。 フィールドワーク⑦ 「鴨川ピレー」 富樫 実 作 京…